Apr 15, 2022

リッチなおうちパーティが楽しめる、パン×シャルキュトリーのマリアージュレシピ

Pan&のパンに合う、’パンのおとも’を紹介する連載「Pan&のともたちby.パンラボ」。パンを「食べる」ことを研究する「パンラボ」の面々が全国の美味しい’パンのおとも’を探し、食べ方を提案します。4回目は沖縄からのシャルキュトリーです。（「Pan&のともたち by.パンラボ」記事一覧はこちら。）

ウチナーンチュの店主、嶺井氏が “手塩（TESIO）にかけて” つくるシャルキュトリー専門店。お肉は地元のゴヤ市場にある「普久原精肉店」から仕入れる沖縄県産肉を中心に使用し、島唐辛子のコーレーグースや伊江島のラム酒など沖縄素材使って自家製ハムやソーセージなどを提供しています。お取り寄せできる詰め合わせは、まるで”お肉の宝箱”です。商品によって、舌触り、食感、味わいの違いがあり、いろんな表情をみせてくれます。もう口の中が、肉汁なのか唾液なのか、洪水パニック。その旨味とともに、お酒をグビッと飲めば、至福の波が押し寄せます。

今回は、少しリッチなおうちパーティを楽しめるマリアージュレシピを提案します。

TESIO「感謝をカタチにBOX」。左上から時計回りに、パプリカ、ビアシンケン、コーレーグースのスパイシーソーセージ、HOTDOGフランク、モッツァレラヴルスト、カリーケチャップ、熟成カモの燻製、炭鉱夫のベーコン、ヴァイスヴルスト、ホワイトハム、スモークドハム。

【おうちでリッチに、パンとお肉の盛り付けプレート】

レストランバゲットの他にも、お好みのパンを食べやすいサイズに切ります。オススメは、コンプレ・ノアとライブレッドレーズンとくるみです。合わせるお肉でグリルするのは、コーレーグースのスパイシーソーセージ、炭鉱夫のベーコン、ヴァイスヴルストで、味わいがギュッと凝縮され、熱々だと冷たいビールがすすみますよ。

パプリカ、ホワイトハム、スモークドハムは、そのまましっとりと召し上がっていただくと、舌の温度で溶けるお肉の旨味をダイレクトに感じられます。パンで挟んで食べるのもよし、交互に食べるのもよし、いろいろなペアリングを試すと、美味しさは無限大です。他にも箸休めの付け合わせとして、マッシュポテトやザワークラウト、オリーブ、ドライ無花果などを盛ると彩りやパーティー感が出て、ワクワク気分で楽しめます。

【ジューシーソーセージシチューパン】

自然解凍した桐生酵母パンを軽めにトースターなどで焼いて表面を固くしておくと、崩れにくくなります。パンの上部を切り落とし、中のクラムをくり抜きます。そこに、シチューを流し入れ、ボイルしたモッツァレラヴルストをトッピングすれば完成。モッツァレラヴルストの中の溶け出したモッツァレラが、とてもミルキーで、シチューにぴったり。肉汁でさらにコクがアップ！

【シチューのレシピ】
●材料（2人分）
・鶏もも肉　100g
・モッツァレラヴルスト　2本
・玉ねぎ　1/2個
・にんじん　1/4本
・ブロッコリー　1/4株
・サラダ油　大さじ1
・薄力粉　大さじ2
・有塩バター　10g
・塩　小さじ1/2
・こしょう　少々
・牛乳　200сс
・水　200сс

●作り方
1. 鶏もも肉、玉ねぎ(くし切り)、にんじん(乱切り)は、パンに入るように小さめに切る。
ブロッコリーは小房に分ける。モッツァレラヴルストとブロッコリーはボイルしておく。
モッツァレラヴルストはボイルした後に、小さめに切る。

2.鶏もも肉、玉ねぎ、にんじんを、サラダ油を入れたフライパンで炒め、
バター、薄力粉を加えて、粉気がなくなるまで妙める。

3.混ぜながら水を少しずつ加え、煮立ったら、ふたをして弱火で10分煮る。

4. 牛乳を加え、混ぜながらとろみがつくまで中火で加熱する。塩とこしょうをふり、味の調整をする。

5. モッツァレラヴルストとブロッコリーを加え、ふたをして弱火で3分煮ると完成。

●桐生酵母パン(8個入り)×モッツァレラヴルスト

【熟成カモの燻製とチーズのカナッペ】

ライブレッドレーズンとクルミをスライスして、小さく切ったカモの燻製とカマンベールチーズ、ディルを添えるだけ。ねっとりしたまるでパテのような舌触りのカモと甘酸っぱさがあるレーズン、そして塩気と酸味のあるチーズが三位一体となり、ここに合わせる赤ワインは、最高のパートナー。他にも、チャバタにビアシンケン、オリーブオイルと塩とピンクペッパー、またグラハムファインにグリルしたHOTDOGフランク、カリーケチャップ、粒マスタード、砕いたアーモンドのカナッペもお試しください。

●ライブレッドレーズンとクルミ(1個入り)×熟成カモの燻製